口腔外科
親知らず抜歯・顎関節症・口腔がん検診。
口腔外科認定医が在籍。
口腔外科とは
口腔外科(こうくうげか)とは、口の中(口腔)、顎、顔面、およびその隣接組織に現れる病気や怪我を外科的に治療する歯科の専門分野です。
一般歯科との違い
一般の歯科医院が虫歯や歯周病の治療をメインとするのに対し、口腔外科は手術を伴う複雑な治療や、お口周りの骨・筋肉・神経などのトラブルに幅広く対応します。
当院の口腔外科の強み
大学病院で9年間、難症例に向き合ってきた確かな実績
- 高度な外科手術の経験
大学病院の口腔外科にて9年間、一般的な歯科医院では対応が難しい難治性の親知らず、お口の怪我、重度の炎症などの治療を数多く執刀・管理してきました。 - 正確ですばやい処置
豊富な臨床経験に基づき、手際よく低侵襲(体に負担の少ない)な手術を行うため、術後の腫れや痛みを最小限に抑えることができます。
「日本口腔外科学会認定医」による確かな診断
- 確かな専門性
厳格な審査と試験を経て、確かな知識と技術を認められた「日本口腔外科学会認定医」が全ての処置を担当します。 - エビデンスに基づく治療
常に最新のガイドラインに基づいた、科学的根拠(エビデンス)のある安全で質の高い医療を提供します。
精密な診断を支える最先端機器(CT・マイクロスコープ)
- 3次元歯科用CT
神経や血管の位置、顎の骨の厚みを立体的に把握し、安全性・確実性を飛躍的に高めます。 - マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
肉眼の数十倍に拡大して術野を確認できるため、傷口を最小限に抑え、術後の痛みや腫れをさらに軽減します。
痛みを抑える工夫とリラックスできる環境
- 選べる麻酔オプション
局所麻酔時のチクッとした痛みを抑えることはもちろん、歯科治療に強い恐怖心がある方には、半分眠ったようなリラックス状態で手術を受けられる「静脈内鎮静法」にも対応しています。 - 徹底した院内感染対策
世界最高水準(クラスB)の滅菌器を導入し、手術に使用する器具はすべて徹底的に滅菌・管理された清潔な環境を整えています。
対象となる症状とお悩み
歯や歯茎のトラブル
- 親知らずが痛む、腫れている
- 横向きに生えている親知らずの抜歯を希望している
- 他院で「大学病院でないと抜けない」と言われた
- 歯の根元の歯茎が大きく腫れて、膿(うみ)が溜まっている
顎のトラブル
- 口を大きく開けると顎がカクカク、ジャリジャリ鳴る
- 口が指2本分も開かない、顎が痛くて食べ物が噛めない
- 朝起きると顎の筋肉がこわばっている、痛む(顎関節症の疑い)
お口の粘膜・できもののトラブル
- 2週間以上治らない口内炎がある
- 頬の裏や舌に、白い膜や赤い斑点がある
- 口の中に謎のできもの(しこり、ぷつぷつ)がある
- 「口腔がん」ではないか心配なので診てほしい
怪我(外傷)
- 転倒やスポーツで口の中を深く切った
- ぶつけて歯がグラグラになった、抜けてしまった
- 顎を強く打って、噛み合わせがおかしくなった(骨折の疑い)
持病があり、一般的な歯科治療が不安な方
- 高血圧、糖尿病、心臓疾患、脳血管障害などの持病(全身疾患)がある
- 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の薬や、血液をサラサラにする薬を飲んでいる
- 治療中の血圧変動や体調変化が心配で、安全に治療を受けたい
当院の連携体制について
当院では「何でも無理に自院で抱え込む」ことはいたしません。担当医は9年間の大学病院勤務経験があるため、「クリニックで安全に治療できる限界」と「大学病院で受けるべき専門治療の境界線」を的確に見極めることができます。
精密検査の結果、高度な医療環境が必要と判断した場合は、速やかに最適な連携病院(大学病院や総合病院)への紹介状(診療情報提供書)をお作りし、スムーズに治療が引き継げるよう手配いたしますのでどうぞご安心ください。
紹介が必要になる主なケース
悪性腫瘍(口腔がん)の疑い、または確定診断
- 舌、歯茎、頬の粘膜などに悪性腫瘍(がん)の疑いが強い場合。
- 生検(組織の一部を採取する検査)の結果、がんの確定診断となり、広範囲の手術や放射線治療、化学療法(抗がん剤治療)が必要な場合。
入院や全身麻酔が必要な大型の手術
- 顎変形症(がくへんけいしょう)
骨を削って顎の位置を大きく動かす、矯正を伴う大規模な手術。 - 顎骨骨折(がっこつこっせつ)
事故やスポーツなどによる深刻な骨折で、金属プレートでの固定手術や入院管理が必要な場合。極度に深い位置にある親知らずや埋伏歯:完全に骨の奥深くに埋まっており、全身麻酔下での一括抜歯が望ましい場合。
重篤な持病(全身疾患)があり、急性期のリスクが極めて高い場合
- 心筋梗塞や脳梗塞を発症して間もない、人工透析中であるなど、全身状態が極めて不安定な場合。
- 万が一の超緊急事態(心停止や重篤なアナフィラキシーなど)に備え、救命救急科や医科の各専門科と24時間リアルタイムで連携できる環境での治療がベストと判断した場合。
顔面の広範囲におよぶ重度の感染症(炎症)
- 歯が原因の炎症(膿)が、顎の下や首の周り、あるいは顔の深い組織(蜂窩織炎:ほうかしきえん)まで広がり、高熱や呼吸困難のリスクがある場合。
- 点滴での抗生剤投与や、入院による厳重な全身管理が必要になります。
対応できる治療と処置の内容
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親知らずの抜歯(埋伏智歯抜歯術)
歯茎の中に完全に埋まっている、または横向きに生えて神経に近い難症例の親知らずを安全に抜歯します。
CTで神経や血管の位置を3次元的に確認し、お体を傷つけないよう手際よく抜歯することで、術後の腫れや痛みを最小限に抑えます。 -
歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)
通常の根の治療(根管治療)では治りきらなかった、歯の根っこの先にある「膿の袋(歯根のう胞)」を、歯茎を切開して直接取り除く手術です。
抜歯を回避し、ご自身の歯をできるだけ残すための専門的な外科処置です。 -
顎関節症(がくかんせつしょう)の治療
口が開かない、顎が鳴る、顎が痛むといった症状に対して、マウスピース(スプリント治療)の作製、お薬の処方、顎を動かすリハビリ(理学療法)を行います。
食いしばりや歯ぎしりなど、日常生活の癖に対する指導も行い、根本的な改善を目指します。 -
口腔粘膜疾患の診断・治療
2週間以上治らない頑固な口内炎、粘膜が白くなる「白板症(はくばんしょう)」、赤い斑点、お口の中の「できもの(良性腫瘍・のう胞)」の治療・摘出手術を行います。
大学病院での経験を活かし、重大な病気が隠れていないかを厳密に診断します。 -
お口まわりの外傷(怪我)への応急処置・縫合
転倒や事故、スポーツなどで負った「お口の中の切れ創の縫合」「ぶつけてグラグラになった歯の固定」「抜けてしまった歯の再植(元に戻す処置)」に対応します。
緊急を要する怪我に対して、迅速かつきれいに治るよう適切な処置を行います。 -
小手術(小帯切除術・粘液のう胞摘出など)
小帯切除では舌や唇の裏にあるスジ(小帯)が短く発音や歯並びに影響が出ている場合に切除・形成を行い、粘液のう胞摘出では唇の裏などにできる唾液が溜まった水ぶくれ(のう胞)を再発しないよう綺麗に摘出します。
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有病者(持病をお持ちの方)の歯科治療
高血圧、糖尿病、心臓病、脳血管障害などがある方や、血液をサラサラにするお薬、骨粗鬆症のお薬を飲まれている方の抜歯や歯科治療を行います。
生体モニターで血圧や脈拍を常に監視し、お体の安全を最優先に治療を進めます。
よくある質問
- 口腔外科の処置は保険が適用されますか?
- はい、親知らずの抜歯、顎関節症の治療、歯根端切除術、口腔粘膜疾患の診断・治療、外傷への応急処置など、多くの口腔外科処置は健康保険が適用されます。
当院では保険診療を基本とし、必要な検査や処置について事前にご説明したうえで治療を進めます。一部、審美性や選択肢の幅を広げる自費診療となる場合もありますので、カウンセリング時にご確認ください。 - 子どもでも口腔外科の処置を受けられますか?
- はい、お子様の口腔外科処置にも対応しています。
舌小帯切除(小帯切除術)、粘液のう胞の摘出、スポーツや転倒による外傷、親知らずの抜歯などが代表的です。
お子様のお口の中は敏感なため、痛みや恐怖心を和らげる配慮を行い、お子様のペースに合わせて丁寧に説明しながら処置を進めます。小児歯科との連携も可能なため、ご安心ください。 - 親知らず以外の歯の抜歯も口腔外科で対応できますか?
- はい、対応可能です。
残根(歯の根だけ残っている状態)の抜歯、骨に深く埋まった歯、根が湾曲している難抜歯、高血圧や糖尿病など持病をお持ちの方の抜歯など、一般歯科では難しい症例も口腔外科の専門知識と技術で安全に行います。
抜歯以外にも、歯根端切除術など「歯を残す」ための外科処置も行っています。 - 口腔外科の処置後、どのくらいで日常生活に戻れますか?
- 処置の内容や個人差によって異なります。
小帯切除や粘液のう胞摘出など比較的小さな手術では、当日~翌日から日常生活に戻れる方が多いです。
親知らずの抜歯では、術後2~3日が腫れや痛みのピークとなり、1週間程度で落ち着くケースが一般的です。当院では低侵襲な手術を心がけており、術後の経過に合わせて食事やケアの注意点、必要なお薬をご説明します。

