050-1792-6907

入れ歯

入れ歯とインプラントの違い

入れ歯とインプラントの違い

入れ歯のメリット・デメリット

メリット

  1. ほとんどの症例に適応できる

    歯を1本だけ失ったケース(部分入れ歯)から、すべての歯を失ったケース(総入れ歯)まで、あらゆるお口の状態に対応できます。

  2. 体への負担が非常に少ない

    インプラントのように顎の骨を削る手術が一切不要なため、高齢の方や持病(糖尿病や高血圧など)がある方でも安全に作れます。

  3. 保険適用で作れば費用が安い

    保険診療を利用すれば、比較的安価(数千円~1万円程度)に短期間で作成できるため、経済的な負担を抑えられます。

  4. 取り外して洗えるため清潔

    自分でお口から取り出して専用のブラシで丸洗いできるため、お口の中や入れ歯自体を清潔に保ちやすいのが特徴です。

  5. 修理や調整が比較的カンタン

    万が一、他の歯が抜けてしまったり、入れ歯が割れたり、顎の骨が痩せて合わなくなったりしても、継ぎ足しや内面の張り替えなどの修理がしやすいです。

デメリット

  1. 噛む力が天然の歯より劣る

    保険の入れ歯の場合、噛む力は天然の歯の約20%~30%程度まで落ちてしまいます。硬いもの(たくあん、お煎餅など)や、粘り気のあるものが噛みにくくなります。

  2. 違和感や異物感がある

    特に使い始めは、お口の中に大きなプラスチックの塊が入るため、話しにくさ(発音障害)や、吐き気(嘔吐反射)を感じることがあります。

  3. 見た目で入れ歯だと分かりやすい

    部分入れ歯の場合、残っている歯に金属のバネ(クラスプ)をかけるため、笑ったときなどに金属が見えてしまうことがあります。

  4. 味覚や温かさを感じにくくなる

    総入れ歯などは上顎をプラスチックで広く覆ってしまうため、食べ物の温度や味が感じにくくなり、食事が美味しく感じられなくなることがあります。

  5. 健康な残りの歯に負担がかかる

    部分入れ歯のバネをかけられた歯は、噛むたびに強い力で揺さぶられるため、寿命が縮まりやすくなるリスクがあります。

すべての歯を失った方の
ための総入れ歯

すべての歯を失った方のための総入れ歯

総入れ歯(総義歯・フルデンチャー)とは

上顎、または下顎の「すべての歯」を失った場合に使用する、取り外し式の人工の歯です。

総入れ歯が適している方

片顎、または上下両方の歯が1本も残っていない方

すべての天然歯を失ってしまった場合の第一選択となる治療法です。

残っている数本の歯が重度の歯周病などで残せない方

歯は数本残っているものの、グラグラで噛む役に立っておらず、近いうちに抜歯が必要と診断されたケースです(抜歯した後に総入れ歯へ移行します)。

インプラント手術が受けられない方

顎の骨の量が極端に少ない、高齢である、または重度の糖尿病や高血圧などの持病があり、インプラントの外科手術(骨移植など)のリスクが高い方に適応されます。

費用を抑えてお口全体の機能を回復したい方

インプラントで全ての歯を補うと非常に高額になりますが、総入れ歯であれば保険適用でも顎全体の「噛む」「話す」機能を一括で回復できます。

歯が数本ない方に向いている
部分入れ歯

歯が数本ない方に向いている部分入れ歯

部分入れ歯(部分義歯・パーシャルデンチャー)とは

お口の中に「1本でも天然の歯が残っている」場合に使用する、取り外し式の人工の歯です。

部分入れ歯が適している方

歯を1本~複数本失い、残っている歯がある方

連続して何本も歯が抜けてしまった場合や、奥歯がぽつんと数本だけ無い場合など、幅広いケースに対応します。

ブリッジ治療ができない方

失った歯の数が多すぎる場合や、一番奥の歯を失って「支えとなる奥歯」が無い場合は、固定式のブリッジが作れないため部分入れ歯が適応になります。

インプラント手術を避けたい・受けられない方

外科手術への恐怖心がある方、顎の骨が薄い方、持病(重度の糖尿病など)でインプラント手術ができない方に適しています。

健康な歯をあまり削りたくない方

ブリッジ治療のように、隣にある健康な歯を大きく削る必要がほとんどありません(バネがかかる部分をわずかに整える程度)。

まず知っておきたい保険の
入れ歯(レジン床)とは

まず知っておきたい保険の入れ歯(レジン床)とは

レジン床(れじんしょう)とは、歯科用のプラスチック(レジン)で作られた、保険適用の入れ歯の土台(ピンク色の部分)のことです。日本の保険診療で入れ歯を作る場合、総入れ歯・部分入れ歯を問わず、原則としてこのレジン床が使用されます。

メリット・デメリット

メリット

  1. 費用が圧倒的に安い

    保険が適用されるため、3割負担であれば数千円~1万円程度と、経済的な負担を最小限に抑えて入れ歯を作ることができます。

  2. 修理や調整がしやすい

    プラスチック素材なので削ったり盛り足したりしやすく、顎の骨が痩せて合わなくなったときや、割れてしまったときの即日修理・調整が比較的カンタンです。

  3. 新たな抜歯にも対応しやすい

    部分入れ歯の場合、もし別の歯が新しく抜けてしまっても、今あるレジン床に人工の歯を継ぎ足す(増歯する)改造がスムーズに行えます。

  4. 多くの歯科医院で作製可能

    一般的なすべての歯科医院で取り扱っている基本治療のため、引っ越し先や急なトラブル時でも、近くの医院でメンテナンスが受けやすいです。

デメリット

  1. 厚みによる強い違和感

    プラスチックは強度が低いため、割れないようにどうしても一定の厚み(約2~3ミリ以上)が必要になります。お口の中で大きくかさばり、話しにくさや異物感、吐き気を引き起こしやすいです。

  2. 食べ物の「温かさ・冷たさ」が伝わりにくい

    プラスチックは熱をほとんど通さないため、食事の熱や冷たさを感じにくくなり、料理の味が味気なく感じてしまう(味覚の低下)ことがあります。

  3. においや汚れが吸着しやすい

    素材の特性上、目に見えないミクロの穴が多数開いており、水分や細菌を吸収しやすいです。毎日丁寧に洗浄しないと着色や口臭の原因になります。

  4. 変形や摩耗が起きやすい

    金属に比べて柔らかい素材のため、長年使っていると噛み合わせの面がすり減ったり、わずかに変形してフィット感が落ちたり(ガタつき)しやすいです。

薄くて快適で長持ちする
自費の金属床入れ歯

薄くて快適で長持ちする自費の金属床入れ歯

金属床(きんぞくしょう)とは、入れ歯の土台(上顎に触れる部分や主要な設計部分)にコバルトクロムやチタンなどの金属を使用した、自費診療(保険適用外)の入れ歯です。

保険適用のプラスチック(レジン床)が持つ「厚い・熱が伝わらない」という弱点を、金属の優れた強度によって克服した高品質な入れ歯です。

メリット・デメリット

メリット

  1. 驚くほどの薄さと快適さ

    金属は強度が非常に高いため、プラスチックの約1/5の薄さ(約0.5ミリ)で製作可能です。お口の中での異物感や、話しにくさが劇的に軽減されます。

  2. 食べ物の「温かさ・冷たさ」が伝わる

    金属は熱伝導性が高いため、お味噌汁の温かさや冷たい飲み物の感触がしっかり顎に伝わります。食事の味や風味が損なわれず、美味しく食べられます。

  3. 丈夫で割れにくく、長持ちする

    日常の強い噛み合わせの力や、うっかり落とした程度の衝撃では変形したり割れたりすることがほぼありません。しっかりと硬いものを噛みしめることができます。

  4. 薄いため「話しやすい」

    お口の天井(口蓋)を薄く広く覆うことができるため、舌の動きを邪魔せず、サ行やタ行などの発音がスムーズになります。

  5. 雑菌がつきにくく衛生的

    プラスチックのように目に見えないミクロの穴がないため、吸水性がなく、汚れやニオイが染み込みにくいので口臭を防げます。

デメリット

  1. 費用が高額(自費診療)

    保険が適用されないため、顎全体の総入れ歯や広範囲の部分入れ歯の場合、約30万~50万円程度のまとまった費用がかかります。

  2. 修理や調整に時間がかかる

    素材が非常に硬いため、万が一顎の骨が痩せて合わなくなったときや、他の歯が抜けて形を変えたいときに、歯科医院のその場ですぐに修理するのが難しい場合があります(一度お預かりして歯科技工所へ出すケースがあります)。

  3. 金属アレルギーのリスク(※チタンを除く)

    コバルトクロムなどの合金を使う場合、金属アレルギーをお持ちの方は使用できないことがあります。
    ※アレルギーが心配な方には、生体親和性が高くアレルギーを起こしにくい「チタン」の金属床を選択できます。

入れ歯がズレる・
噛めない方の
インプラントオーバーデンチャー

入れ歯がズレる・噛めない方のインプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーとは

顎の骨に2~4本程度のインプラントを埋め込み、それを土台にして入れ歯をパチッと固定する治療法(自費診療)です。

すべての歯を失った方(総入れ歯の方)や、多くの歯を失った方の「入れ歯がズレる・噛めない」という悩みを劇的に解消する方法として人気を集めています。

メリット・デメリット

メリット

  1. 圧倒的な安定感(ガタつかない・外れない)

    インプラントと入れ歯がロケーターや磁石などの維持装置で強固に連結されます。食事中や会話中に入れ歯がズレたり、浮いたり、ポロッと外れたりすることがありません。

  2. 自分の歯のようにしっかり硬いものが噛める

    顎の骨に埋め込んだインプラントが噛む力をしっかりと支えるため、保険の総入れ歯(天然歯の20~30%の力)に比べ、お煎餅やステーキなども力強く噛みしめられます。

  3. インプラントの本数が少なく、費用を抑えられる

    すべてを固定式のインプラント(オールオン4など)にする場合、4~6本以上のインプラントが必要ですが、オーバーデンチャーは2~4本で済むため、費用や手術の身体的負担を大幅に軽減できます。

  4. 取り外して丸洗いできるため衛生的

    患者様ご自身でパチッと取り外すことができる構造です。食後や就寝前に外して丸洗いできるため、お口の中やインプラントの周囲を常に清潔に保ちやすいです。

  5. 上顎の違和感が少なく、食事が美味しい

    インプラントでがっちり固定できる分、入れ歯のプラスチック部分(特に上顎の天井を覆う部分)を大幅に小さく、または無くすことができます。異物感が減り、食べ物の温度や味がしっかり伝わります。

デメリット

  1. 外科手術が必要

    インプラントを顎の骨に埋め込むための手術(1~2回)が必須となります。そのため、重度の持病(糖尿病や高血圧など)がある方は受けられない場合があります。

  2. 顎の骨の量が少ないとできない場合がある

    インプラントを埋めるための骨の厚みや高さが必要です。骨が著しく痩せている場合は、事前に骨を増やす手術(骨移植など)が必要になるか、適応外となります。

  3. 定期的な部品の交換(メンテナンス)が必要

    入れ歯を固定するゴムリングなどの連結部品は、毎日の着脱によって少しずつ摩耗します。「固定のバネが緩んできた」と感じたら、定期的に歯科医院で部品を交換する必要があります。

  4. 費用が高額(自費診療)

    保険が適用されないため、埋入するインプラントの本数や入れ歯の設計に応じて、片顎で約100万~150万円程度の費用がかかります。

よくある質問

入れ歯の寿命はどのくらいですか?作り直しのタイミングはいつですか?
入れ歯の寿命は、素材や日々の使い方、メンテナンスの状態によって異なります。
保険のレジン床は、金属に比べて柔らかい素材のため、長年使っていると噛み合わせの面がすり減ったり、わずかに変形してフィット感が落ちたり(ガタつき)しやすいです。
自費の金属床は、丈夫で割れにくく、長持ちする特性があります。作り直しや調整のタイミングは、入れ歯が割れたり、顎の骨が痩せて合わなくなったり、他の歯が抜けて継ぎ足しや内面の張り替えが必要になったり、違和感や痛みが続くときです。
万が一、他の歯が抜けてしまったり、入れ歯が割れたり、顎の骨が痩せて合わなくなったりしても、継ぎ足しや内面の張り替えなどの修理がしやすいのが入れ歯の特徴です。
入れ歯をつけていると発音が悪くなることはありますか?
はい、特に使い始めは発音に影響が出ることがあります。
お口の中に大きなプラスチックの塊が入るため、話しにくさ(発音障害)や、吐き気(嘔吐反射)を感じることがあります。レジン床(保険の入れ歯)は、一定の厚み(約2~3ミリ以上)が必要なため、お口の中で大きくかさばり、話しにくさや異物感、吐き気を引き起こしやすいです。
一方、金属床(自費の入れ歯)は、プラスチックの約1/5の薄さ(約0.5ミリ)で製作可能です。薄いため「話しやすく」、お口の天井(口蓋)を薄く広く覆うことができるため、舌の動きを邪魔せず、サ行やタ行などの発音がスムーズになります。
他院で作った入れ歯の調整・修理はしていただけますか?
入れ歯は、顎の骨が痩せて合わなくなったときや、割れてしまったときなどに、修理や調整が必要になります。
レジン床(保険の入れ歯)であれば、プラスチック素材なので削ったり盛り足したりしやすく、即日修理・調整が比較的簡単です。
金属床(自費の入れ歯)は、素材が非常に硬いため、万が一顎の骨が痩せて合わなくなったときなどに、歯科医院のその場ですぐに修理するのが難しい場合があります。
他院で作られた入れ歯についても、まずは状態を確認させていただき、当院で調整・修理が可能かどうかをご案内いたします。
入れ歯をつけたまま食べられないものはありますか?
保険の入れ歯の場合、噛む力は天然の歯の約20%~30%程度まで落ちてしまいます。そのため、硬いもの(たくあん、お煎餅など)や、粘り気のあるものが噛みにくくなります。
入れ歯をつけたまま無理に硬いものを噛むと、入れ歯が割れたり、顎の骨が痩せて合わなくなったりする原因にもつながります。
自費の金属床やインプラントオーバーデンチャーでは、保険の総入れ歯(天然歯の20~30%の力)に比べ、お煎餅やステーキなども力強く噛みしめられるなど、噛める食べ物の範囲が広がります。