オールオン4(All-on-4)とは、最小4本のインプラントで片顎全ての人工歯(12~14本)を支える最先端のインプラント治療法です。主に多くの歯を失った方や総入れ歯を使用している方を対象としています。
従来のインプラントは失った歯1本に対して1本のインプラントを埋め込む必要がありましたが、オールオン4は骨の強い場所に斜めにインプラントを埋入することで、少ない本数でも全体の歯を強固に固定できます。
インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に人工の根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。入れ歯やブリッジとは異なり、骨に直接固定されるため、天然の歯に最も近い感覚で噛むことができます。
インプラント治療は、「失った歯の代わり」だけでなく「残っている健康な歯を守りたい」と考える方に特におすすめです。
日本の公的医療保険制度は「病気を治し、最低限の生活を営むための標準的な治療」をカバーするという考え方がベースにあります。入れ歯やブリッジは比較的安価に噛む機能を回復できるため保険が適用されますが、インプラントは「より高いQOL(生活の質)を求める高度な治療」とみなされているため保険適用外となっています。費用が高くなるには以下のような理由があります。
インプラント体には生体親和性が極めて高く、金属アレルギーも起こしにくいチタン合金が使われます。
ミクロン単位の精度で設計・製造されており、パーツそのものが非常に高価です。世界的にシェアの高いメーカーの製品は、長年の臨床データに基づいた信頼性がある分、仕入れ価格も高くなります。
骨の厚みや神経を立体的に把握するための歯科用CT、徹底した衛生管理と専用の手術ユニット・生体モニターなどの設備コストがかかります。また安全に埋入するためのシミュレーションソフトや手術用ガイドの作成費用も含まれます。
インプラントは高度な外科手術を伴います。歯科医師は大学病院や研修会で長年研鑽を積み、認定医や専門医の資格を維持するためにも多額の教育投資を行っています。その高度な専門技術に対する対価が治療費に反映されます。
上にのせる歯は、歯科技工士が一つひとつ手作業で患者様の噛み合わせや色調に合わせてオーダーメイドで作ります。耐久性が高く見た目も美しい「セラミック」や「ジルコニア」などの高級素材が使われることが一般的です。
インプラントの最大のメリットは、単に「噛めるようになる」だけでなく、「お口全体の健康寿命を延ばせる」点にあります。
咀嚼力を元の歯を100とすると、入れ歯は30%まで減りますが、インプラントは90%と高い咀嚼力を維持できます。
独立した構造のため、ブリッジのように隣の歯を大きく削る必要がなく、入れ歯のようにバネをかけて負担をかけることもありません。隣在歯の治療10年後の生存率として、入れ歯56%・ブリッジ92%に対し、インプラントは100%というデータもあります。
歯を失うと刺激が伝わらなくなり、顎の骨は徐々に吸収されて痩せていきます。インプラントは骨に直接刺激を伝えるため、骨のボリュームを維持しやすくなります。
金属のバネが見えることがなく、本物の歯と見分けがつかないほど自然な見た目になります。
入れ歯のように装置が口の中を占領しないため、発音しやすく、装着していることを忘れるほど自分の体の一部として馴染みます。
インプラントは非常に優れた治療法ですが、外科手術を伴うため身体的・経済的なリスクが必ず伴います。納得して選ぶために知っておくべきデメリットは主に以下の5点です。
顎の骨にドリルで穴を開けるため、出血や腫れ、痛みが出ます。稀に神経損傷による麻痺などのトラブルが起きる可能性があります。糖尿病・骨粗鬆症などの持病がある方は、手術が受けられない、あるいは治りが悪くなるリスクがあります。
インプラント体と骨が結合する(オッセオインテグレーション)のを待つ必要があるため、歯が入るまでに通常2ヶ月~半年程度かかります。
1本あたり40~50万円ほどが相場です。複数本になると、車が買えるほどの金額になることもあります。
インプラントには天然歯のような「歯根膜(クッションや免疫の役割をする膜)」がありません。そのため、一度細菌感染を起こすと進行が非常に早く、あっという間に周りの骨が溶けて抜けてしまうことがあります。丁寧な歯磨きと定期的なメンテナンスが欠かせません。
骨が薄い・少ない方は、そのままでは手術ができません。「骨造成」という骨を増やす追加手術が必要になり、さらに費用と期間がかかる場合もあります。
悩みや予算、持病の有無をヒアリングします。歯科用CTで顎の骨の厚みや神経の位置を3次元で確認し、インプラントが可能か判断して見積もりや計画を立てます。
インプラントの天敵である歯周病菌を減らすための歯周病治療を行います。土台となるお口の環境を整えることで、手術後のトラブルを防ぎます。
歯科医師による口腔内の診察とスキャンを行います。またトリートメントコーディネーターが手術当日の注意事項等をご説明します。
静脈内鎮静もしくは局所麻酔で、顎の骨にインプラント体を埋め込みます。手術当日に帰宅可能です(通常30分~2時間程度)。
インプラントと骨がしっかりくっつくのを待ちます。この期間に骨とインプラントが一体化(オッセオインテグレーション)します。
一次手術でインプラントを歯ぐきの中に被覆した場合は、歯ぐきを少し開き、人工の歯を取り付けるための土台(アバットメント)を装着します。その後、お口にぴったり合う人工歯を製作するための型取りを行います。
オーダーメイドの被せ物を装着し、噛み合わせを最終調整します。
3ヶ月~半年に1回程度、インプラント周囲炎のチェック・プロによるクリーニング・噛み合わせの確認を行います。
インプラントの寿命は、一般的に「10年~15年以上」持つ確率が90%以上と言われています。ただし「一度入れたら一生何もしなくていい」という意味ではなく、メンテナンス次第で20年・30年と持つこともあれば、数年でダメになることもあります。
インプラントの破損や脱落に備え、当院では10年の保証期間を設けています。
保証が適用される条件として、①定期メインテナンスの受診、②マウスピースの装着、が必要です。これらの条件から外れると、保証期間内でも全額自己負担になります。
インプラント治療が難しいケースは、主に「顎の骨の状態」「全身の健康状態」「生活習慣」の3つの要因に分けられます。
骨の厚みや高さが少ない場合は固定が得られないため、骨造成を行い骨の量を増やしてからインプラント埋入を行います。重度歯周病の場合も骨がない場合が多く、抜歯後に骨造成を行うことが多いです。また顎が成長途中の未成年の場合は、成人まで待つのが原則です。
糖尿病のコントロールが悪い場合は傷の治りが遅くなり、インプラント周囲炎のリスクが高まるため、状態が安定するまで手術は延期となります。骨粗鬆症で骨の密度が低いと結合しにくいほか、服用しているお薬(BP製剤など)が手術後の顎骨の治癒を妨げることがあります。
喫煙習慣があるとニコチンが血管を収縮させ、骨とインプラントが結合しにくくなるため、禁煙を求められることが一般的です。歯ぎしり・食いしばりがあるとインプラントに過度な負担がかかり、破損や脱落の原因になります。マウスピースの使用などの対策が必要です。
「骨が足りないから難しい」「持病があるからできない」他院でそう診断され、インプラントを諦めてはいませんか?
インプラント治療の可否は、歯科医師の経験や医院の設備によって判断が異なることがあります。当院では最新の歯科用CTを用いた精密な診断と、骨造成手術などを通じて、難症例と言われるケースにも数多く対応してまいりました。
現在の診断に不安がある方や別の選択肢を探している方のために、セカンドオピニオンを受け付けています。無理に当院での治療を勧めることはありません。まずは一度、今のお悩みをお聞かせください。
歯科用CTで神経や骨を0.1mm単位で解析。コンピュータシミュレーションと専用ガイドを用いることで、ヒューマンエラーを徹底排除した正確な手術を行います。
「骨が足りない」と他院で断られた方もご相談ください。サイナスリフト等の骨造成技術により、土台となる骨を再生させ、あきらめていたインプラントを実現します。
痛みを抑えた麻酔を徹底。手術が不安な方には、眠っているような感覚でリラックスして受けられる「静脈内鎮静法」もご用意し、心身の負担を最小限に抑えます。
インプラントを一生モノにするため、専門のメンテナンスと独自の長期保証制度を完備。治療後も、あなたのお口の健康を末長く誠実に見守り続けます。
オールオン4(All-on-4)とは、最小4本のインプラントで片顎全ての人工歯(12~14本)を支える最先端のインプラント治療法です。主に多くの歯を失った方や総入れ歯を使用している方を対象としています。
従来のインプラントは失った歯1本に対して1本のインプラントを埋め込む必要がありましたが、オールオン4は骨の強い場所に斜めにインプラントを埋入することで、少ない本数でも全体の歯を強固に固定できます。

インプラントオーバーデンチャーとは、1~4本のインプラントを顎の骨に埋め込み、それを固定源(留め具)として総入れ歯を固定する治療法です。
通常の総入れ歯は歯茎の粘膜に吸着させるだけですが、インプラントに「ボタン」や「磁石」を装着して留め具として利用することで、入れ歯が劇的にズレなくなります。
